皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。<br/><br/>陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『エルドアン大統領とバイデン大統領の会談結果待ちの展開か』と述べています。<br/><br/>17日のトルコ中銀会合は、トルコ中銀がインフレ予測で高インフレが続くとの見通しを示したこともあり、政策金利は据え置きの見込み。『トルコリラ安に歯止めがかかる可能性がある』と伝えています。<br/><br/>続けて、『トルコリラが11日に急伸したが、これは14日に開かれるエルドアン大統領とバイデン米大統領の初の首脳会談で対米関係が改善に向かうとの期待が高まったことが背景にある。通貨安の原因の一つが対米関係悪化であるため、トルコリラが買い戻された』と解説しています。<br/><br/>エルドアン大統領とバイデン大統領は14日の会談で、シリアやアフガニスタン問題などを話し合うほか、両国間の「大きな見解の相違」への対処を目指します。東地中海やシリア、イランを巡る問題に加え、米軍が撤退するアフガンにおいてトルコが果たす役割などが議題の一部になるようです。バイデン政権は9月11日までにアフガニスタンから米軍を完全撤退させようとしていますが、米軍の穴埋めをNATO陣営であるトルコ軍が行うとしており、1億3000万ドルという額で契約的な話が進んでいるということです。<br/><br/>陳さんは、『首脳会談で具体的な成果が上がるかは不透明との見方もある。バイデン大統領は大統領選挙期間中から独裁的なエルドアン政権を批判しており、大統領就任後の4月には、オスマン帝国末期の1915年に起きたアルメニア人大量殺害事件についてジェノサイドと認定する声明を発表した。トルコがロシアから調達したS−400地対空ミサイルシステムに関しても意見の相違があり、合意事項は困難と見られている』と分析しています。<br/><br/>一方で、『トルコの観光業は新型コロナウイルスの感染拡大で低迷しているが、夏の観光シーズンで業績復活を期待している。トルコは年4000万人以上が訪れる観光大国で、今年は3000万人を目標に掲げている。観光産業の従事者に優先的にワクチンを打ち、万一旅行中に陽性になれば無料で客室を提供する』と伝えています。<br/>こうしたことから陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについて、『12.50円~13.50円』と予想しています。<br/><br/>参考にしてみてくださいね。<br/><br/>上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月15日付「トルコリラ円今週の予想(6月14日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。<br/><br/>フィスコリサーチレポーター 花田浩菜<br/><br/><br/>

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